Aradiaでは、作業者がアノテーションし、PM指導で、QAがレビューを行うことで品質担保をしています。QAはプロジェクトの品質を大きく左右する重要な役割なため、品質保証の考え方などの教育を徹底し、お客様の立場からプロジェクトを遂行するようにしています。今回はQAリーダーであるロックさんのインタビュー記事です。
事前に計画を立てることも重要ですし、その計画通りうまくプロジェクトが進行するようチームのマネジメントをすることも重要です。
-----まず簡単に自己紹介をお願いします。
ロックさん ロックです。ハノイ国家大学で機械工学と産業自動化、マイクロチップのプログラミングを学んだ後に、日産自動車で車載部品の開発進捗を管理していました。現在はAradiaでQA(品質保証)のリーダーとしてアノテーションプロジェクトの管理をしています。子どもが2人いて、上の子が4歳、下の子が2歳です。とてもかわいいです。
-----Aradiaではどういう仕事をしていますか?
QAのリーダーとして働いています。プロジェクトの管理や見積もり、品質の管理、メンバーやアノテーターのフォローなどを主にしています。
-----QAの仕事をする上で最も大事にしていることはなんですか?
アノテーションの品質と期限通りに作業を進めることですね。私たちの仕事はAIの開発に向けてその前段階のアノテーションをすることなので、品質と期限を重視しています。
-----QAの仕事で大変だったなと思うことはありましたか?
プロジェクトによっては作業を進めながら要件を固めることがあるので、そういうときは大変ですね。あるプロジェクトでは当初想定していないようなデータが頻発し、実際の作業を通しながらひとつずつお客様の要望や意向を反映して、最終的な納品にたどり着きました。お客様、プロジェクトマネージャー、アノテーターなど多くの人と連携が必要だったので、大変でしたが終わったときは達成感も大きかったです。
------この仕事で楽しかったことはありますか?
毎回のプロジェクトがチャレンジングなので、プロジェクトをやるたびにやりがいを感じます。一番記憶に残っているのは工業製品のアノテーションで、求められるアノテーションのレベルが非常に高かったので印象に残ってます。1ピクセル単位のズレも許されないプロジェクトで、非常に高い品質のアノテーションが必要でした。画像の曖昧な部分をどうアノテーションするかよく議論を重ねましたね。このプロジェクトを通して、レビューやプロジェクト進行のスキルが上がりました。
------プロジェクトを進める上で気をつけていることはなんですか?
プロジェクトの立ち上げ前から期限を意識して各スケジュールを組むことです。またその計画に収まるようプロジェクトを調整することですね。特に大事なのは、実際に作業するアノテーターのトレーニングが大事です。彼らにプロジェクトの概要をしっかり理解できるように説明し、その後のフォローも迅速にすることを心掛けています。
------入社前と比べてなにか変化はありましたか?
コミュニケーション能力が高くなりました。前の仕事は自分一人で行う仕事が多かったのですが、今は色々な人と協働で仕事を進めることが多くなりました。他の人にわかりやすいよう説明するスキルや、メンバーのモチベーションや感情も意識して仕事に取り組むようになりました。
------QAリーダーとして気をつけていること、努力していることはなんですか?
レビュー作業も重要ですが、それだけでなくメンバーのマネジメントがポイントだと思っています。全員のモチベーションが常に高くなるよう気をつけています。例えば進捗を明確化して、目標をはっきりさせたり、一緒に頑張ろうと声掛けしたり、それぞれの悩み事を一緒に解決したりしています。チームのみんなが同じ意識でプロジェクトに臨めるよう努力しています。
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